①友達は弟にお菓子をくれました。
②弟は友達にお菓子をもらいました。
くれるは、①のように与える人が主語になる時に使います。また、相手が自らの意志で勝手に行ったというニュアンスもあります。
もらうは、②のように受けとる人が主語になる時に使います。またこちらは、自分が望んだために相手が厚意で行ったというニュアンスもあります。
質問の
◎木村さんが私に情報をくれました
私に情報を与えてくれる木村さん(与えてくれる人)が主語になっているのでくれるを使います。
◎私は木村さんに情報をもらいました
主語の私が受けとる人になるのでもらうを使います。
「くれる」は、人が自分に、または自分の家族など(自分にとって内側の人)に、ものなどを与えることを言います。「くれる」を使う文では、与える人が主語になります。
回答1で、花をもらったのが私の妹なので「くれた」を使いますが、もらった相手が他人だと使えません。例えば、「私の友達が、先生に花をくれました。」とは言えません。
「くれる」とよく似た言葉に「あげる」がありますが、「あげる」は、自分が他人(自分にとって内側の人も外側の人にも)にものなどを与えることを言います。また他人どうしの間で、ものなどを与えることをいいます。例えば、「私は、友達のA子さんに、花をあげた」と言います。この例では、「くれた」は使えません。
「もらう」は、人から自分が何かを受け取ることを言います。回答2のように「もらう」を使った文では、何かを受け取る人が主語になります。
「もらう」の意味には、プレゼントのように贈られることを意味を含むこともあります。例:「私は彼女からネクタイをもらいました。」また、お願いしてもらう意味を含むこともあります。例:「何度かお願いして、ついに彼女のメルアドをもらいました。」
また回答3のように「もらう」には、望まないものを与えられる、という意味の場合もあります。例:「テストで悪い点をとって、罰(ばつ)をもらった。」
いろいろな使い方があるので、使ってみてください。