「なるほど」 と 「確かに」は、何がちがいますか? どうやって、使いますか。 例文もおしえてください。 よろしくおねがいします。
1)「なるほど」は、「私は、納得(なっとく)しました」「十分に(じゅうぶんに)理解(りかい)しました。」を、「独り言(ひとりごと)」で言う時や、誰かに話すときの言葉です。
2)「確かに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」は、分からなかったことが 分かるようになった時、はっきりしないことが はっきりした時などに使います。先に(さきに)「確かに」を言うと、「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」を強調(きょうちょう)できます。
だから3)は、「わかったゾ!大きさが、違うんだ!!!」という時の、言い方です。
日本語の細かいところを見ていますね!立派(りっぱ)ですよ!
なるほどは、「自分では気付かなかったことを他人に示されて同意している気持ち」を表す言葉。自分の疑問について、その疑問が解決した場合その通りだという意味に使われる。
例
あ~、なるほどね。
なるほど、理解することが出来ました。
確かには、相手が言ったことに対して「間違いない」という同意の時に使われる。〜よね ?とか、思わない?など、同意を求める質問の答えとして使われたり、確かにそうかもしれない、など譲歩を表す時にも使われる。
例
確かに、これを使うと使いやすいですね。
確かに、あの人の言う事が正しいです。
なるほど:相手の意見を受け入れた上でそれに同意することを表す言葉です。
相手の言動などに対して、自分が納得できた、感心したようなときに思わず口から飛び出てしまうような言葉です。
例:
A.この問題はこんなふうに考えると分かりやすいよ。
と、自分がわからないことに対して相手が教えてくれた場合など
↓
B.なるほど!今まで全く理解できなかったけど、あなたの説明でようやく理解ができるようになりましたよ。
「なるほど、それでわかった」
「なるほど、そういうことか」
「なるほど、君の言うことはもっともだ」
「なるほど、おっしゃる通りです」
「なるほど、これはそういう使い方があるのですね」
「なるほど、そういうことだったんですね」
⭐︎なるほど自体には失礼な意味はないですが、目上の人との会話やビジネスシーンではあまり使いません。
確かに:
相手の意見が正しいと感じたときなどに使います。
「確かに、おっしゃる通りですね」
例:『あの映画つまらなかったね』『確かに』
。これは「映画がつまらなかった」という相手の意見に賛同しています。
「相手の言う通り」「指摘された通り」などという意味合いです。「確かにそうです」「確かにそうなります」という形でも使います。
「確かに」も「なるほど」も相手の言うことに対(たい)して同じ意見(いけん)であることや、そのとおりであると同意(どうい)する気持ちを表します。どちらも同(おな)じように使(つか)われることが多いです。
違いがある場合として、「確かに」は、相手(あいて)の意見(いけん)をみとめて、それに対(たい)して反対(はんたい)の意見(いけん)を言うときにも使います。例文の2をみてください。
また「なるほど」は、新(あたら)しい知識(ちしき)や自分(じぶん)が考(かんが)えてもみなかった考(かんが)え方(かた)などを聞(き)いて、理解(りかい)したり納得(なっとく)したりして、特(とく)に感動(かんどう)したときの気持(きも)ちを伝(つた)える場合(ばあい)に使(つか)います。
例(たと)えば:「なるほど!あなたの話(はなし)を聞(き)いて、初(はじ)めてわかりました。」
使(つか)ってみてください。
「なるほど」は他の先生のおっしゃる通り、相手の意見や説明に同意するときの言葉ですが、1点注意が必要です。
「なるほど」をビジネスのシーンで目上の人に使うと、少し上から目線、失礼な言い方に聞こえるということです。
「なるほど」の代わりに使える言葉としては…
【納得したとき】
わかりました/承知しました
【同意するとき】
おっしゃる通りです
【意見が正しいと思った時】
確かに
【相手の意見に理解をしめすとき】
そうですか/そうでしたか
など
を使うと良いとおもいます。
間違っても、相槌(あいずち)の意味で「なるほど、なるほど!」と目上の人に使わないように注意しましょう。