日常に使う単語の違いを教えて頂きたいです。 1.「楽しい」と「面白い」 2.「嬉しい」と「喜ぶ」と「幸せ」 3.「元気」と「無事」と「平気」 宜しくお願いします。
例文1)
a「楽しい」は、主に【心で感じる気持ち】の〔形容詞〕です。
その場所やその時間にずっといたいと思う気持ち、今やっていることをずっと続けていたいと思う気持ちです。
b「面白い」も、主に【頭で感じる感覚】の〔形容詞〕です。
自分の興味や好奇心を高め、満足させてくれる感覚です。
例文2)
「嬉しい」と「喜ぶ」と「幸せ」、この三つは似ています。でも品詞が違うので、使う場面が違います。
「嬉しい」は、「楽しい!」「幸せ!」などの気持ちの状態を表す〔形容詞〕です。
→この後ろは〔名詞〕です。
「喜ぶ」は、嬉しい気持ちを表す表情や仕草を指す〔動詞〕です。
→〔て形〕や〔時制〕で語尾が変わります
「幸せ」 は、自分が良い方向に進んで満足している時の気持ちを表す〔名詞〕です。
→「〇〇+を」で後ろの〔動詞〕の目的/対象になります。
例文3)
「平気」。人が動揺していないことです。
「無事」。安全で平穏な状態のことです。
それと「元気」。生き物一般の姿を指します。健康に生き生きと生きている様子のことです。
アント君が一生懸命に日本語を使おうとする努力は、必ず相手に伝わります。
ここの先生たちみんなが応援していますから、頑張ってくださいね!
1.「楽しい」=fun「面白い」=interesting/funny
2.「嬉しい」「喜ぶ」「幸せ」英語では全部"happy"になりそうですね。
「嬉しい」adj =to feel happy、「喜ぶ」verb= having joy、「幸せ」nown=being happy
3.「元気(だ)」=active, fine、「無事(だ)」=safe, normal、「平気(だ)」=not bad, OK
一番強くポジティブなのは「元気だ」です。「無事だ」は、なんとか事故にはあっていない、帰り着くことができる、というニュアンス、「平気だ」は少しつらいけどがまんできるというニュアンスです。
1.「楽しい」と「面白い」
両方とも、ゆかいで明るい気分であることを表しますが、「面白い」は、笑えるとかおかしいという意味と、興味や気持ちををひかれる、という意味もあります。
例
・彼は楽しい人だ(=明るい気持ちにさせてくれる人だ)
・彼は面白い人だ(=ゆかいで笑える、または興味をひかれる人だ)
また、「楽しい」は動詞で「楽しむ」があり、例えば音楽会で「素晴らしい演奏を楽しんでください」と言えますが、ここでは「面白い」は使えません。
2.「うれしい」「よろこぶ」「しあわせ」
「うれしい(形容詞)」:たのしい、ありがたいという意味。
「よろこぶ(動詞)」:このましいできごとに満足してうれしく思うこと。
「しあわせ(名詞)」:運がよいこと、幸運
例:(〇は使える、△はあまり使わない、×は使えない)
・誕生日(たんじょうび)を祝ってもらって、私はうれしかった。(〇しあわせだった、△よろこんだ)
・試験(しけん)に合格(ごうかく)して、母のよろこぶ顔(×うれしい顔、×しあわせ顔)が見られた。
(ただし、「うれしそうな顔」「しあわせそうな顔」は〇)
・転勤(てんきん)の辞令(じれい)をよろこんで(×うれしく、×しあわせに)お受けします。
・彼は結婚(けっこん)して、しあわせな家庭(×喜ぶ家庭、×うれしい家庭)をきずいた。
結婚する人へのお祝いの言葉として「おしあわせに」といいます。(×元気や平気は使えません。)
また文章の決まり文句(いつも使う文)として:
・ご健康でお過ごしのことと、およろこび申し上げます。(× うれしい や しあわせ は使えません)
また、「しあわせ」には、めぐり合わせ とか 運命という意味もあります。例えば「彼女はしあわせの悪い人です」などということもあります。
3.「元気」「無事」「平気」
「元気」:何かをやろうとする気力があり、生き生きとしていて健康である 様子(ようす)
「無事」:心配するような事故や病気が起こらないこと
「平気」:何が起こっても気にしないで、いつもと同じように落ち着いていること
例:(〇は使える、△はあまり使わない、×は使えない)
・病気が治って元気(×無事、×平気)になった
またお別れのあいさつとして、「お元気で」といいます。(×ご無事で ×平気で)
・手術(しゅじゅつ)が無事に(×元気に、×平気に)終わった。
・ご旅行のご無事(×元気、×平気)をお祈りします。
(旅行に出かける人を送るときの あいさつ。)
・これくらいの嵐(あらし)は平気(×元気、×無事)だ。
また「平気」の使い方で、悪い意味にもなります。
・彼は平気で(×元気で、×無事で)交通違反をします。(=彼は、交通違反をしても気にしない)
これらは意味がとても似ていて同じところも多く、全ての意味も違いも上げることはできないのですが
(1)「楽しい」「面白い」
a私の先生は「楽しい」「面白い」
性格についての使い方です。どちらも私の先生は周りの人の気持ちを明るくするような人だ、という意味ですが、「面白い」は笑ってしまう意味も強いです。ですから
b.このお笑い芸人は「面白い」
この場合、「楽しい」も間違いではありませんが、笑ってしまうほどなら「面白い」の方がいいでしょう。
c,この漫画は「楽しい」「面白い」
本(漫画や小説)やテレビ、映画、遊園地などのアトラクションなどについての使い方です。例文の場合、「漫画」の内容で使い分けます。引き込まれるような、心がおどる感じ、ストーリーの良さを言いたいときには両方使えます。もし笑ってしまうような内容でも両方つかえますが、「面白い」のほうがいいでしょう。
d,この日本語の論文は「面白い」
「面白い」には『興味深い』『難しく知的だが、良い』という意味があります。これは「楽しい」にはありません。
e,「楽しい」音楽が聞こえる
ここちよい、リズムのよい音楽には「楽しい」を使います
「嬉しい」「喜ぶ」「幸せ」
a,私は合格して「嬉しい」 彼女が合格して「嬉しい」 彼女は合格して「嬉しそうだ」
b, 私は合格を「喜びたい」※ 彼女の合格を「喜ぶ」
c,一生×「嬉しく」×「喜んで」〇「幸せに」暮らした
d,社長になれて「幸せ」だ
「嬉しい」も「喜ぶ」も立派なこと、めでたい事などでとても良い気持ちになることですが、基本的に「喜ぶ」は自分には使いません。※の言い方もできますが普通は使いません。また「嬉しい」は主語が1人称にしか使えないので、主語が2,3人称の時は「嬉しそうだ」になります。
c,dのように期間が長い場合、「嬉しい」「喜ぶ」よりも強い『良い気持ち』の時は「幸せ」を使います。
「元気」「無事」「平気」
例文は上を見てください。意味が同じところも多いですが、「元気」は体も心も健康なこと、「無事」は問題や怪我がないこと、「平気」はたとえ大変なことがあっても心がおだやか、落ち着いていること、といった違いがあります。