レベル名: 別れる際の挨拶表現
大変お世話になりました(たいへんおせわになりました)
A:では、来週から大阪支社勤務となる遠藤さんに一言ご挨拶をお願いします。
B:遠藤でございます。あっという間でしたが、この5年間、みなさまには大変お世話になりました。
会話の内容から、大阪支社に異動することになった人物が職場の仲間に別れの挨拶をしている場面であると理解できます。
「大変お世話になりました」は、助けてくれた人や面倒を見てくれた人への感謝の気持ちを表す表現で、一定の期間一緒に働いた仲間と別れる際の挨拶表現として使われます。
ご苦労様(ごくろうさま)
A:ではプロジェクトの件に関して、社長からひと言いただきたいと思います。
B:プロジェクトに携わってくれた社員の皆様、大変ご苦労様でした。素晴らしい結果を残してくださいました。今後とも引き続きよろしくお願いします。
「ご苦労様」というのは、相手に対してねぎらいである言葉です。何か物事を成し遂げたり、努力をしたあとにかける言葉として使われます。一般的には、目上の人が目下の人に対して使うのが正しいとされています。
お疲れ様でした(おつかれさまでした)
A:加藤さんのご退職にあたり、営業部の島田さんより挨拶をいただきます。
B:ご退職、誠におめでとうございます。長年のお勤め大変お疲れ様でした。どんな時でも温かく声をかけて下さる優しさに、いつも救われていました。今後もお体に気を付けて、ますますご活躍されることを願っております。
「お疲れ様でした」は、相手の苦労を感謝する気持ちが込められています。身分や立場に関係なく使われる一般的な挨拶です。